身体にいい食べ物として納豆は有名ですよね。実は納豆は身体にいいだけでなく、その効果や効能からお肌にいいとも言われているのです。では、なぜ納豆がそこまでの効果を持つのか、正しい納豆の食べ方と一緒にご紹介していきます。
納豆の効果・効能
朝食といえばご飯にお味噌汁に納豆というイメージがありますよね。日本人ならではの健康的な朝食といった感じでしょうか。ですがこの納豆、実は朝食ではなく夕食に食べることで効果を発揮するのです。
納豆の効果は大きくわけて2つあります。まず血液をサラサラにする効果です。納豆独特のネバネバ成分となるナットウキナーゼは血液をサラサラにしてくれるのです。このナットウキナーゼは血栓を溶かしてくれる働きをもっています。血栓が起こりやすいのは血流が穏やかになっている就寝中です。
以上の理由からナットウキナーゼを活発に働かせるために、夕食で納豆を食べることが推進されているのです。朝に食べるよりも夕食時に食べると納豆の効果がよりいっそう期待できますね。
次にカルシウムの補給効果があるためです。納豆には人間の身体に必要不可欠なカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは骨を強くするだけでなく、熟睡効果も期待できるという研究結果が出ています。リラックス効果があるために夕食に食べるといいと言われているんですね。子どもだけでなく大人にも骨の成長は必要です。
骨は就寝中に形成されるのでカルシウムは夜に食べるといいといわれています。その他にも冷え症改善、便秘解消、むくみの解消にもつながります。だからといって多く摂取するだけ効果が発揮されるというわけではありません。
理想としては毎日1パックです。それ以上食べてしまうと1日の摂取カロリーがオーバーしてしまうので、1日1パックを目標に食べるようにしましょう。
納豆の効能を発揮させるために効果的な食べ方です。食事直前に食卓に並べるのではなく、先に冷蔵庫から出し並べておきましょう。常温にすると納豆自体の発酵が進み納豆菌が増えます。納豆は熱に弱いので高温にすると栄養が分解されてしまいます。あついご飯にのせて食べるのはとてもおいしいですが、少し冷まして70℃以下の状態のご飯にのせて食べましょう。
実は納豆は買ってすぐ食べるよりも2、3日置いてから食べる方が発酵して栄養素が高まるのです。また、ネギや大根おろし、キムチや梅干しと一緒に食べることによって、納豆を飽きずに楽しむことができますね。
毎日食べると肌にいい?
納豆にはお肌に必要なヒアルロン酸が豊富に含まれています。これにより保湿効果が期待できるのです。しかし、ヒアルロン酸より納豆に含まれるポリアミンの方が体の内側まで届きやすいと言われているのです。肌本来のうるおいを引き出す大事な成分が含まれているんですね。また、納豆レシチンは肌荒れ改善効果が期待できます。食物繊維もたっぷりですので肌や皮膚の再生に大きく力をかしています。
納豆は毎日食べることにより効果が期待できます。さすがに毎日食べると飽きてしまう…というときは自分の好きな調味料や薬味などと一緒に食べて、肌荒れ改善や便秘解消、骨の形成のために食事に取り入れるようにしましょう。
まとめ
なんとなく体にいいと思っていた納豆ですが、こんなにたくさんの効果があるのです。朝食に納豆というのは間違いではないのですが、よりいっそうの効果を期待するには夕食に食べることをおすすめします。
汗水流して働くお父さん、家事育児に大忙しなお母さん、元気いっぱいの子ども、どの世代にもおすすめの納豆。ぜひ毎日の食事に取り入れてみてくださいね。